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 インフォームドコンセントを取るのはどの診療科でも看護師の仕事となる場合が多い。小児科ではその傾向が強く、子供とのやり取りに優れている看護師に一任した方が効率が良いのが理由と言えるだろう。

 しかし、現実的には子供に治療について理解をさせるのは難しいのが通常であり、現場によっては親に説明して理解を得るだけで本人の了承も得たと考えてしまっていることが少なくはない。それで通例として良いと判断されてしまっているのは医療の本質から考えれば問題だろう。本来ならば本人の理解と了承を得た上で、親権者である親に対しても理解を促すのが基本になる。その事実に気づき、職場の意向がどちらであるかにかかわらず子供の理解を促すことを決意するとインフォームドコンセントの仕事にもやりがいが出てくる。

 大人に理解させる経験しかなかった看護師にとっては大きなハードルとなりがちだが、試行錯誤を行ってだんだんと理解をしてもらえるようになるとやりがいがさらに高まる。小児科で大きな手術をすることになるケースは多く、患者もまだ幼いことも珍しくない。その年齢に応じて言葉を巧みに使い分け、知識のレベルに応じて説明のスタート地点を変える必要性に気づくと、本来あるべきインフォームドコンセントが実践できるようになる。

 この過程を経て自分が小児科で重要な仕事を担っているという実感が湧くようになり、他の仕事にも精力的に取り組めるようになる看護師は多い。インフォームドコンセント以外にも小児科看護師には求められるスキルが様々ある。具体的な業務内容もしっかり把握しておくことをおすすめする。参考になるサイトはこちら!<目指せ小児科看護師!
# by greenmen21mao | 2018-05-08 06:46

小児科看護師の仕事について綴りました


by greenmen21mao